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ICL手術について
ICL手術
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、角膜を削らずに行われる屈折矯正手術で、レーシックとは違い強度近視や角膜が薄い患者様にも適した方法です。この手術では、水晶体を残した状態で、目の中に特殊なレンズを挿入し、長期間にわたりクリアな視力を維持します。ICLはメンテナンスフリーで、一度挿入すると、その後の特別な手入れは必要ありません。
難易度の高い手術を安全にすすめるために
ICL手術は高度な技術を要する眼内手術です。そのため、手術の適用可能性を正確に判断し、合併症のリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師によるカウンセリングと詳細な診察が必要です。ももの木眼科では、ICL認定医による手術を行い、患者様お一人ひとりに合わせた細かな対応をご提供しています。
ICL手術の認定医制度について
ICL手術は、安全かつ信頼性を高めるため、特定の認定医制度が設けられています。この制度は、国内での安心な普及を目指し、レーシック-LASIK手術とは異なり、専門的な訓練と資格が求められます。ICL手術を行うためには、眼科専門医であること、屈折矯正手術のガイドラインに基づく研修を受けること、そして認定手術の経験を積む必要があります。認定医資格は、STAAR Surgical社によって付与され、この会社は2010年2月に厚生労働省から認可を受けた唯一のICLレンズを取り扱う企業です。
ICL手術の方法
ICL手術は、片目につき約5分で完了する迅速な屈折矯正手術です。この手術は、患者様の苦痛を最小限に抑えつつ、手術の速さを両立させる点眼麻酔を使用して行われます。
ステップ1 事前準備
手術前には散瞳剤を点眼し、瞳孔を広げて内部のアクセスを容易にします。次に、点眼麻酔で手術部位を麻酔し、黒目と白目の境界に位置する小さな切開を行います。
ステップ2 ICLレンズの挿入
この小さな切開から、折り畳まれたICLレンズが挿入されます。訓練を受けた医師により慎重に虹彩と水晶体の間に固定され、レンズは非常に薄く柔軟で、自然な眼内圧により切開部が自然に閉じるため、縫合は必要ありません。
ステップ3 レンズの位置確認
レンズが適切に位置しているかを確認した後、手術は完了します。このレンズは特別なケアを必要とせず、長期にわたり眼内で安定します。
手術に対する不安や恐怖を感じる方への麻酔もご用意しています
さらに患者様の不安を軽減するために、当院では低濃度笑気ガス麻酔を導入しています。この麻酔法は、患者様が意識を保ったままリラックスした状態で手術を受けられるように設計されており、麻酔ガスの供給を停止すれば、効果もすぐに消失します。全国的にまだ少ないこの麻酔方法は、手術に対する不安や恐怖を感じる方に特にお勧めです。