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術後について
ICL手術後の視力と見え方について
ICL手術を受けた後の見え方についての理解は、手術を検討している方にとって非常に重要です。ICL手術は、裸眼で鮮明に遠くの物が見えるようになるという大きなメリットがあります。これは、手術によって眼内に特別なレンズが挿入され、視力が補正されるためです。
手術後の視力の変化と期待できる効果
手術直後は、眼内に挿入されたレンズにより、かなり鮮明に物が見えるようになります。しかし、手術による炎症や腫れのために、視力がすぐに安定するとは限りません。多くの場合、手術後数日から数週間で視力が安定し始め、1ヶ月程度を経て完全に安定します。手術直後から翌日にかけては、視力が良くなる方が多いですが、個人差があるため、一部の人は炎症の影響でしばらくは完全には視力が出づらい場合もあります。
視力以外の見え方の変化
手術後には、ハローやグレア、スターバーストといった光の散乱現象が気になることがあります。これらは夜間の街灯や車のライトを見た時に特に顕著になることが多く、時間とともに多くの患者様が慣れ、気にならなくなることが一般的です。また、遠くは鮮明に見えるようになるものの、手元が見えにくくなることがあり、これは手術が近視を矯正するためであり、適用年齢によっては老眼の影響で近くが見づらくなることがあります。
ICL手術後の過ごし方と注意点
ICL手術を受けた後の過ごし方は手術の成功と早期の回復にとって非常に重要です。手術後は、翌日には必ず検診が行われるため、手術日と検診日の両日は休日を取得することをおすすめします。また、手術後しばらくは検診が必要となります。
手術直後の制限と活動
手術後の当日から日常活動の大きな制限はありませんが、一部の活動には以下のような注意が必要です。
シャワー
手術当日から首から下のシャワーは可能です。
入浴、洗顔、洗髪
手術翌日からは可能ですが、目元を濡らさないよう特に注意してください。
化粧とアイメイク
手術翌日から基礎化粧は可能です。目元のメイクは、手術後1週間ぐらいは避けたほうがよいでしょう。
スポーツ活動
軽い運動は手術後1週間から、水泳や激しいスポーツは1ヶ月後から再開が推奨されます。
デスクワーク
手術翌日の検診後から復帰可能ですが、目に負担の大きい作業は医師と相談が必要です。
運転
手術後2日目から通常の運転が可能ですが、特に夜間運転は1週間ほど避けてください。手術によって視力が変わるため、必要に応じて運転免許証の条件も更新する必要があります。
日常生活
手術後は目をこすることや強く触ることを避け、外出時や就寝時には保護メガネを着用する方が安心です。これにより、目にゴミやホコリが入ることを防ぎ、感染症のリスクを低減できます。
術後の合併症とその対策
ICL手術は安全性が高いとされていますが、特に感染症には気をつけないといけません。これらのリスクを管理するためには、術後は医師の指示に従い、術後の検診を欠かさないことが重要です。万が一、視力に異常を感じた場合は速やかに医師に相談してください。
