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ICL手術のリスク、副作用について
ICL手術のリスクとその管理
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、多くの患者様にとって視力改善の有効な選択肢ですが、他の手術と同様にリスクが伴います。こちらでは、ICL手術に関連する可能性のあるリスクをご紹介し、それらのリスクを最小限に抑えるための対策についてもご説明します。
レンズの不適合
手術前の検査で最適なサイズと度数を選定しますが、まれに度数の不適合が生じる場合があります。当院では、適合しないレンズの交換を行い、最適な視力を確保します。当院では最新の検査機器であるCASIA2を用いてレンズ決定を行います。CASIA2を使用した場合は、レンズのサイズ不適合による入れかえは、ほとんどありません。
ハローグレア(ハログレア)
レーシックやICL手術後に見られる一般的な現象で、特に夜間の光源を見る際に明確になります。当院ではハローグレアを低減するEVO+レンズを使用しています。
感染症
細菌が切開部から侵入し、感染症を引き起こす可能性があります。適切なアフターケアと術後のケア指示の徹底により、感染のリスクを最小限に抑えます。
近視の戻り
ICL手術では、レーシック手術と比較して、近視が戻ることはありませんが、20歳を過ぎても近視がさらに進む方はおられるので、長期的な観察が必要です。
ICL手術の副作用とその管理
暗所での視覚障害
ICL手術後には、軽度のハロー・グレアが発生する可能性があります。特に暗い場所や夜間に明るい光がにじんで見えるという現象です。多くの場合、術後1ヶ月以内に減少すると報告されていますが、完全になくなることはありません。
感染症のリスク
手術中に作られる小さな傷口からの感染リスクがあります。術後の適切なケアと医師の指示に従った目薬の使用により、感染リスクを最小限に抑えることができます。特に術後2週間は傷が癒えるまでの間、衛生管理に注意しましょう。
その他の副作用
結膜炎や角膜浮腫、眼内炎などの合併症が生じることがあります。これらは通常、追加治療により管理可能です。
リスクや副作用をしっかりご理解いただいた上で治療を進めましょう
ももの木眼科では、手術を検討される方々へリスクや副作用について分かりやすく丁寧に情報提供を心がけ、不安や疑問に対してしっかりとご説明をさせていただいております。万が一の副作用が発生した場合には、速やかな対応と適切な治療を行います。安心して手術を受けていただけるよう、術前の十分な説明と術後のフォローアップをご提供しております。